アレルギー性鼻炎、花粉症の治療として
最新の炭酸ガスレーザーを導入しております

 アレルギー性鼻炎では鼻の粘膜がアレルゲン(花粉やダニなど)と反応してくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が生じます。レーザー治療では鼻の粘膜をレーザーで凝固して鼻の粘膜を縮めることで鼻づまりが特に改善します。また、くしゃみを生じる神経や鼻水を出す組織も減らしますのでこれらの症状にも有効です。
 また、最近、スギ花粉症の花粉飛散前にレーザー治療をすること(季節前レーザー焼灼)で、花粉飛散期の症状を緩和できることが報告されており、スギ花粉症の治療にも用いております。
 有効率は80から90%といわれており、だいたいの方に有効ですが、一部効果のない方もおります。効果は1年から3年程度持続します。効果が無くなってきたら再度施行が必要です。また、一回の治療で症状が改善しない場合は数回の治療を要することがあります。

こんな方にオススメです

  • 鼻づまりの強い方
  • 毎年、花粉症の時期が辛いかた
  • 内服や点鼻薬で十分な効果が得られない方
  • 内服の量を減らしたい方、内服をしたくないかた

  

実際の治療

1鼻の中に麻酔をします
 
スプレーや綿棒、ガーゼを使い、念入りに麻酔をします。鼻の中に注射をすることはしません。当院ではしっかりとした麻酔効果を得るため、20分程度麻酔に時間をかけます。
 
 
2炭酸ガスレーザーにて鼻の粘膜を焼灼します
当院では一般的に行われているレーザー治療のように鼻の入り口だけにレーザーを照射するのでは無く、手術用内視鏡を用いて奥(最後部)まで丁寧に照射いたします。両側で15分程度で終わります。

 
3腫れどめのお薬を鼻の中に塗って終了です
出血はほとんどありません。
治療後一週間程度は鼻の中が腫れかさぶたがつき非常に鼻の詰まった状態が続きますが、一週間を過ぎますと症状は緩和してきます。通院は3週間後まで週に一回程度、鼻の中の清掃にいらしていただきます。
 
術後に鼻の乾燥感やヒリヒリ感が生じることがありますが、多くは時間とともに改善します。
 
 

レーザー治療 Q&A

 

  • 痛いですか?

痛みの感じ方には個人差がありますがほとんどの方はほ無痛または軽度の痛みで治療が終了します。

  • 麻酔の注射はしますか?

スプレー、綿棒、ガーゼを使った表面麻酔のみで、注射はしません。

  • 受診したらすぐにレーザー治療してもらえますか?

いいえ。まずは診察の上、適応がある場合は手術の予約をしていただきます。

  • 鼻汁にも効果がありますか?

主に鼻づまりに効果があります。くしゃみや鼻水にも効果がありますが、鼻づまりに比べ効果は劣ります。

  • 有効率は何%ですか?

当院では90%程度の有効率です。だいたいの方に有効ですが、一部効果のない方もおります。

  • 副作用はありますか?

術後数日間は鼻づまりが一時的に悪化し、鼻呼吸がしづらくなりますが、一週間ほどで改善してきます。また、術後しばらくの間、鼻の刺激感、乾燥感が生じることがあります。

  • 治療は一回ですみますか?

ほとんどの方は一回のみです。ただし、一回の治療で症状が改善しない場合は数回の治療を要することがあります。

  • どのくらい効果が持続しますか?

1年から3年程度持続します。効果が無くなってきたら再度施行が必要です。スギ花粉症に対しては毎年シーズン前に施行するのが良いとされております。

  • 術後の通院はどのくらい必要ですか?

通院は3、4週間後まで週に一回程度、鼻の中の清掃にいらしていただきます。

  • 費用はどれくらいですか?

保険適応で、自己負担3割のかたで9000円(これに診察料、投薬料がかかります)です。

  • スギ花粉症ですが、いつ頃レーザー治療を受けると良いですか?

花粉の飛散する1ヶ月以上前に治療を受けてください。秋田市ですと1月末くらいまでが目安です。

診療に関するお問い合わせ以外(健康相談等)の電話はご遠慮ください